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東京マンションインスペクター

マンション専門インスペクション。中立公正な立場で新築・中古とも診断します。

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2月2日:追加工事を依頼したくなったら...その2

2月2日:追加工事を依頼したくなったら...その2

自己紹介写真

こんばんは
マンションインスペクターの亀田です。

亀田 顔写真

前回ブログのつづきですね。

そう、内覧会で発生した追加工事の件。

 

依頼したいお客様と面倒な工事は請けたくないゼネコン担当者の間で火花が散っています。^^;
これまでの流れをドラマ仕立てに再現実況してみましょう。^^;



●内覧会当日

さて、内覧会で出来上がったお部屋を始めて見たお客様。
「うわー。ひぇー。ほぉー...」

とても嬉しそうですね。
ほほえましく、こちらも幸せになる時間です。
でも、こちらも一緒に浮かれるわけには参りません。

 

亀田
「時間配分もありますので始めに検査の方法や設備機器の説明を行いますよ。」

 

お客様
「わかりました。お願いしますっ!」


 

一通り説明が終わり、検査モードに突入。

さぁ、ここから真剣なまなざしの住宅診断士亀田の姿が見れますよ^^

分電盤チック
その間、お客様は行く先々で興奮の声!

 

お客様
「ユニットバス、ひろーい!足伸ばせちゃう!」
「思っていたより収納あったね!」
「ほんとだぁ!景色が気になっていただけど被ってなかったね!」
「この部屋、ベッドどっち向きだっけ?」



当然です。嬉しくて仕方ないですもの。

この状態で冷静に検査なんて出来るわけ無いですよね。

さあ検査はこっちに任せて、目一杯はしゃいじゃって下さい。^^



有る程度時間が経つとお客様も興奮状態からさめ、真剣に検査を進めて行きます。

そして検査も終盤にかかるといろいろと質問が出てきます。
お客様
「ここに隙間があるのですが、これって不具合ですか?」

 

亀田
「そうですね。指摘にあげておきましょう。」
お客様
「棚板がカタカタしますね。」

棚板チェック

亀田
「簡単に調整してくれますから、それも指摘であげておきましょう。」


 

いよいよ検査終了です。ようやく指摘が出揃いました。
亀田
「お疲れ様でした!
では、チェックシートを基に最後に指摘内容をもう一度確認しましょう。」

 

ここまでくるとお客様も大変満足そうです。
お互いに協力し合った達成感ですね!
無事に確認が終わり出来具合や間取り、設備仕様などについて今回の感想をお話します。

あわせて今後の住まい方や、家具のレイアウトなどアドバイスを差し上げます。
(一応インテリアコーディネータですから。)

お客様
「モデルルームにあった絵が素敵だったので、同じようにリビングに絵を飾りたいんです。」

 

亀田
「それは素敵ですね。
でも、ここはピクチャーレールがありませんので改めて設置する必要がありますね。」
お客様
「ほんとだっ!」
「今からつけてもらえますかね?」

 

亀田
「たぶん大丈夫だと思いますが、念のためゼネコンの担当者に聞いて見ましょう」


 

担当者立会いの下、指摘内容の確認が終わりお客様よりゼネコンの担当者へ希望を伝えます。

 

お客様
「リビングの壁なんですけれど、モデルルームにあったような絵を掛けたいので
ピクチャーレールを追加したいんですけれど。」

 

担当者
「いやぁ、今からは無理ですね...」

 

お客様
「えぇーっ本当ですかっ!」

 

担当者
「そもそもオプション工事はだいぶ前に締め切りましたよね。
仕上げ工事に入る前だったら何とかなったんですけど...」(申し訳なさそうな顔をしますが...出来ない事を強調)

 

お客様(すがるような目で)
「えぇー、亀田さぁーん、よそでもこうなんですか...」

 

亀田(あれ!?まずいなぁ...ちょっとオドオド...)
「そんなぁ、お客様がああ言ってるんだからお願いしますよぉ...」


 

と、これでは同行者失格ですかね^^;

では、どのように交渉すればよいでしょうか。

 

これまでの経験を踏まえて、私であればこうします。

まず、なぜ担当者が追加工事を嫌がっているのか考えましょう。
ここがポイントになりますね。
いくつか理由が考えられます。

1.すでに完成した部分を壊すなど、手戻りが発生する。
誰もがそうかも知れませんがですが、職人さんは特に手戻りを嫌います。

 

2.受けたは良いが、出来上がりに文句を言われたくない。
  つけた場所が違う、向きが違う、もともと無かった傷が増えた...などなど

 

ほかにもあるかもしれませんが、ようは「やり直しが嫌」なのと、「出来上がりに責任を持ちたくない」という2点ではないでしょうか。

 

そこで、この心理的な負担を少しでも和らげることが出来れば、もしかしたら快く引き受けてくれるかもしれません。
具体的には、
1.壊さなくてもよく
2.後から苦情にならない様に

ですね。

 

では、
1.壊さないでいい場所
です。

 

具体的にどこであれば設置が可能か確認して示しましょう。

 

ピクチャーレールや、物干し金物、テレビの下地など、すべて重量がかかりますので、下地の無いところに入れるのは無理です。
そこで、下地センサーを使ってどこに下地があるのかその場で確認をします。

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その際、電線が入っていないことも併せて確認します。
亀田
「ここと、ここと、ここであれば設置可能かと思いますよ。」

 

担当者
「そうですね。そちらであれば可能だと思います。」

 

そして、この選択肢の中からお客様が納得出来るかです。

 

お客様
「ここだったら、良いですね。」
次は
2.後から苦情にならない様に
ですね。
そのためにはまず、手順や工事方法を説明します。

 

完成後に職人さんが入ると、道具を落として傷が付いたり、どこからか汚れをひっぱてきたりする場合がある事。
悪意は無くても、起こる可能性があること。
きちんとリスクをお客様に説明をします。

その上で、そのリスクを許容できるかその場で確認します。

 

亀田
「わざとではないですが、傷や汚れがついても、ある程度許容できますか?」

 

お客様
「分かりました。」

 

これらの2点の状況をお互いが共有できれば、
担当者さんも何が何でも出来ないとは言わないと思います。

 

幅木がありません。

いかがでしょう。
このように利害関係の調整も本来ホームインスペクターの仕事の範囲だと思っています。
ただ、普通はサービス内容にこんなこと書きませんから
すべてのインスペクターが積極的にやってくれるとは限りませんが。

 

 

最後に...
ここまで言っても担当者が拒む場合があるかも知れません。
それはそれで仕方ありません。

そんなときは私がお手伝いします。
私はそれぐらいの気持ちで立会いをしています。

 

また、希望の場所に下地が無い場合もあるかもしれません。
この場合は残念ながら一部解体しなければなりません。
これも、どれぐらいが適正な価格なのか提示した上で、業者さんを紹介するなどフォローします。

やっぱり一生に一度の買い物ですものね。
可能な限りお客様に共感し、その思いを遂げられるホームインスペクターになりたいなと思います。

 

長々とすみませんでした。

 

マンションインスペクター
亀田

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